| ■技術・製品の概要
1994 年 9 月よりシュレッダーダストの処分場が従来の安定型から管理型へと義務付けられ、併せて鉛の溶出基準値が 3mg/l から 0.3mg/l (従来の 1/10 )に見直された。中でも使用済み自動車の ASR や焼却灰・飛灰などから種々の重金属が溶出することが確認されていたが、従来の処理方法では不溶化(溶出防止)効果が不十分、コストが高いなどの問題があった。
今回開発した鉛溶出防止技術「 LG-20 (商品名)」は、シュレッダーダスト、焼却灰、焼却飛灰、集塵ダスト等のアルカリ分を含む重金属含有廃棄物に、 0.1 〜 10 重量%のポリ塩化アルミニウム及び含硫酸基ポリ塩化アルミニウムからなる薬剤と少量の水とを加えて混練し、当該廃棄物に含まれる重金属を水に不溶な化合物として、その溶出を防止するものである。
■技術・製品の機能及び特徴
シュレッダーダスト等から溶出してきた鉛を本剤が取り囲み、水に不溶な安定物質(不溶性多核錯体)を形成させ溶出を防止する。
■効果
@溶出防止効果が高い(表参照)。
A市販キレート剤等の溶出防止剤に比べて安価である。
B液体であるため、水での希釈や定量添加が容易である。
C粘性が高く、凝集効果を兼ね備えていることにより、鉛不溶化物が大きなフロックを形成するので、微粒
子状態で雨水とともに流出することはない。
D海面埋め立てでもその効果を失うことはない。
E添加方法がシャワーリングや浸漬であるため、ダスト原料と薬剤の混合設備が不要である(図参照)。

図2.処理システム
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■知的所有権
特許 2961358 重金属類を含む廃棄物の溶出防止方法
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