■技術・製品の概要
八幡製鐵所では、製鉄業のインフラを活用したリサイクル事業について検討を進めている。本事業はその一環として、コークス製造設備であるコークス炉を用いて容器包装プラスチックのリサイクルを行う。一般に容器包装プラスチックには、様々な種類のプラスチックが混在しており、それぞれを選別することが非常に困難である。このためプラスチックの種類を問わず熱分解できるコークス炉を利用し、プラスチックを化学原料として再利用する「コークス炉化学原料化法」を採用している。
■技術・製品の機能及び特徴
1.事前処理
@手選別、機械選別、破砕等を行い、金属、ガラス片、土砂等の異物を除去する。
A低温(130〜200℃)での減容成形で造粒物を作る。
B加熱炉、水処理の無い設備であり、排気ガスや排水の問題が少ない。
2.コークス炉での熱分解
@最高温度1,200℃で高温乾留するため、安定な物質に熱分解できる。
Aプラスチックをほぼ100%有効利用可能。
ケミカルリサイクル(炭化水素、コークス):60%、ガス利用:40%
■効果
回収した物質は、新日鐵グループの既存設備で化学原料として直接利用可能となる。
再商品化された原料として、炭化水素油、コークス、コークス炉ガスがあり、それぞれ製鐵所内にある化成工場、高炉、発電所で有効利用できる。
■知的所有権 |