■技術・製品の概要
製鋼スラグは膨張・崩壊性があり、埋め立て処分されていた。
(※膨張・崩壊の原因: 2CaO 、 SiO 2 の転移、遊離石灰マグネシウムの含有)
今回の製鋼スラグ崩壊防止技術は、製鋼スラグを@鉄製箱上に放流後、冷却したり、A溶融状態でホウ素含有物を投入して溶融反応させることによって、膨張・崩壊を防止するものである。当該技術は「 KAILEX (カイレックス)」として商品化され、膨張・崩壊効果のみならず、強固な塊状スラグへの改質効果も有している。
■技術・製品の機能及び特徴
(1)製鋼スラグを鉄製薄底容器の上に放流後、水で急冷し、大塊状スラグの発生を防止する(細粒スラグ化)
(2)製鋼スラグが高温溶融状態のときに、ホウ素含有物を投入し、溶融反応させ、 2CaO 、 SiO 2 の転移をβで止め、γが生成しないようにする
《 KAILEX の特徴》
・無水のため、爆発等の危険がなく、また溶鋼への水素汚染等の問題も解消される
・低融点組成物であるため、迅速な溶融とスラグへの拡散性に優れている
■効果
@路盤材、石灰資源、アスファルト骨材、スラグ鍋保護用敷滓などへ活用できる
(リサイクル)
A最終処分場の延命ができる
B膨張・崩壊による粉塵の発生を防止することにより、作業環境が改善される |