■技術・製品の概要
セラミックスは母材にライニングして高温・磨耗・腐食雰囲気から機器を守るには最適の部材であるが、現場で手軽に安価にしかも強い接着強度で貼り付ける施工方法が少なかった。簡便法として有機接着剤による接着法があり、ブロワーインペラーの耐磨耗用として普及しているが、乾燥養生時間が必要な事から緊急時の現場施工性にやや難があり、 200 ℃以上の高温環境下では使用できなかった(図参照)。
今回開発した接合法「セラスタッドライニング(商品名)」は、四角い小片のセラミックスに金属製の固定金具を取り付け、その固定金具をスタッド溶接で母材に溶接するものであり、高温環境下で高い接合強度を持ち、しかも現場で容易に施工できる。製鐵所、発電所、セメント工場などで広く活用されている。
■技術・製品の機能及び特徴
(1)セラミッス固定方法(図参照)
@ネジキャップタイプ;スタッドピンの上面にセラミックス製のキャップをかぶせるので、外表面は全てセラミックスで保護された構造。 1998 年開発。 3 種の中で最も多く採用されている。
A金属ケースタイプ;セラミックスの下半分を金属ケースで包み込む構造。セラミックス間のすき間を目地材で埋めて溶融金属の浸入防止可能。アルミ溶融釜で 15 年の実績。寿命延長約 20 倍。
Bピンタイプ;セラミックスをスタッドピンと超硬リングで挟みつけ、超硬リングはスタッドピンとろう付けで固定。施工は最も簡単。金属が剥き出しなので磨耗防止のため傾斜負荷向き。
(2)セラミックス材
@ アルミナ ;価格安価であり、汎用品向け A サイアロン ;耐熱性・耐磨耗性を要求される箇所向け
■効果
セラミックスを耐熱、耐磨耗性を必要とする装置に貼り付けることにより、装置の寿命延長が図られ、結果として環境負荷の低減が図られる。また、ブロワなどにおいては硬化肉盛をセラスタッド(セラミックスの比重; 3.5 )に変更することにより軽量化され、モータ負荷の軽減による省エネが図れる。
@常温域から 800 ℃領域までの広い範囲に適用可
Aスタッド溶接により、安定した接合力が得られる
B母材処理や養生が不要のため、現場での施工性に優れている
C硬化肉盛のような母材の材質変化や、熱歪による機能低下がない

出典、製品パンフレット
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出典、製品パンフレット
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出典、製品パンフレット
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■知的所有権
@特開 1988-171271 セラミックスピースの取り付け方法及びそれに使用するセラミックスピース
A特開 1989-289575 溶融金属用セラミックス内張り容器
B特開 1991-169475 溶融金属用セラミックス内張り容器の施工方法
C特開 1993-208874 溶接用セラミックスピース及びその施工方法
D特開 1994-91374 溶接用セラミックスピースの取り付け方法
E特開 1994-91376 溶接用セラミックスピース
※出願人は全て新日本製鐵梶i@C:単独、AB : トヨタ自動車鰍ニの共願、DE:ナイス鰍ニの共願) |