先週、私たちスタッフは小倉北区にある「
日本資源流通株式会社 北九州市プラスチック資源化センター」へ研修に行ってきました。プラスチック製容器包装ごみ(緑のゴミ袋)が集められるところ、と言ったほうが馴染みあるでしょうか?
北九州市内の一般家庭から出るすべてのプラスチック製容器包装ごみは、この「資源化センター」に集められます。搬入後は、施設内で不適物を手選別!で丁寧に取り除き、取り扱いやすい1m四方のベール状(塊)にして、リサイクル業者に引き渡すということをしています。その後は、リサイクル業者で再びプラスチック製品や鉄を作るコークスにリサイクルされています。
さて、私たちが研修に行った日は木曜日、若松区の収集の日でした。回収を終えたプラスチック製容器包装ごみ収集車(パッカー車)がひっきりなしに入って来るのを見ることができました。1日に収集車80台位入ってきているそうです。80台分回収していることは、その分だけ本来なら埋め立てに回るごみの量を減らすことができていることになります。また、家庭のゴミの約6割が容器包装らしいです。確かに多いですよね。
下記の写真3枚は、見学通路に展示してあったのですが何だと思いますか?
実は、これプラスチック製容器包装のごみ袋に間違って入っていたモノなんです。中には大根や魚などの生もの、乾電池や包丁!なども入っているそうです。1日でライターが5、60個、乾電池100個位入っている日もあるそうです。可燃物は火事の原因になるので絶対に入れないようにとのことでした。また、危険物、包丁などは、作業する方が手作業で選別しているのでこれらも絶対に入れないようにしてほしいとのことでした。
(ちなみにこれらはすべて「家庭ごみ」・・・・・包丁など鋭利なものは新聞紙などに包んで、ライターなどは中身を使いきってから入れて下さい。 2次電池は回収ボックスが電気店やホームセンターにあります)
そして、間違えやすいところでは容器包装以外のプラスチック、洗面器や、ビデオテープ、プラスチックのおもちゃなど、これらは製品ですので「容器包装リサイクル法」の対象外で家庭ごみのゴミ袋に入れます。原料は同じプラスチックなのになぜ?と思いますよね。
エコタウンセンターでもよく出る質問なのですが、理由は「容器包装リサイクル法」にあります。この法律では容器包装のリサイクルにかかる費用を容器包装に関わる「特定事業者」が払う、となっています。したがって製品を作る事業者は対象外なんです。
まだまだ色々書きたいのですが長〜くなってしまいそうなので、ゴミの行方が気になる方は「北九州市プラスチック資源化センター」へ(要予約見学)。
もちろんエコタウンセンターでもゴミ分別について学ぶことができますので、ぜひお気軽に見学に来られてください。【S・Y】