本製品は、石炭火力発電所から排出されるフライアッシュ(石炭灰)を高炉セメント等で団粒固化したリサイクルビーズ(RB)を、通常の再生クラッシャラン(RC40)に混合したものです。
これまで、産業廃棄物として再利用の用途が限られていたフライアッシュの有効活用の一環として、循環型社会の形成に寄与するものと期待されています。
当社は、土木建築工事及びこれに関連する事業を行っており、その主なものは、舗装工事・スポーツ施設関連工事・景観工事・設備工事等の請負・設計・調査・監理とアスファルト合材及びその関連製品の製造販売です。
近年、全国的な原発の稼働停止や電力の自由化の流れの中、発電コストの安い石炭を燃料とした火力発電が見直されつつあります。これにより、石炭の燃焼に伴って発生する石炭灰(フライアッシュ)は、全国で約1,262万t/年(平成26年実績)に達しており、年々発生量が増加傾向にあります。
フライアッシュには、ごく微量ではありますが重金属類が含まれているため、これらの溶出抑制技術の確立および路盤材としての所要の強度の確保を両立させることで、実用化に耐えうる製品を開発することができました。
北九州には、石炭やバイオマスを燃料とした火力発電所が多く建設および計画されており、今後も多量の焼却灰が発生するものと推定されています。
本技術を活用し、北九州で発生した廃棄物を、市内で加工して、市内で活用するという「廃棄物の地産地消システム」を構築することで広く社会に貢献できるものと考えます。
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