いち押しエコプレミアム

回転圧入で環境負荷を低減する先端羽根付き鋼管杭(NSエコパイル)

環境効果・概要

 土木・建築構造物基礎用の先端羽根付き鋼管杭。杭先端部に螺旋状の羽根を設け、施工時に回転力を付与することにより、ネジ状に地盤に貫入させる。従来製品では、杭体体積の約100〜120%の建設残土が発生するのに対して、本製品では無排土による施工が可能であり、低騒音・低振動で計画深度まで施工が可能。
  • 省エネ
  • 環境負荷

日本製鉄株式会社 九州製鉄所 の紹介・製品PR

 1901年、官営八幡製鐵所の高炉に火が入った。現在の日本製鉄㈱九州製鉄所である。「鉄の都」北九州市の歴史も、ここから始まったといっても過言ではない。その北九州市を代表する企業、日本製鉄㈱が自信を持って送り出す最新の製品が、先端羽根付き鋼管杭「NSエコパイル」である。
 この製品の特徴はその先端部にある。杭の先端円周を羽根がぐるりと取り囲んでおり、これを回転させることで、地面にネジのように杭が貫入していくのである。さらに杭先端が開端であることから、押しのけられた土は、空洞となっている杭の内部に入っていく。さらに、貫入時と逆方向に回転させることで、容易に杭体を引き抜くことも可能。短工期で施工でき、尚且つ撤去も簡単。この特性が評価され、愛知万博の会場でも使用された。
 従来の杭に比べ、低騒音・低振動なうえ、残土も発生せず、施工時の消費エネルギーも非常に少ない画期的な鋼管杭である。この優れた環境効果が認められ、平成17年には土木分野の鉄鋼製品として初めて「エコマーク」を取得している。
 NSエコパイルは当初、鉄骨住宅用の鋼管杭として開発された。その後、大型建造物用の鋼管杭として進化し、試行錯誤の結果、現在の形状になったという。高い剛性や施工性に対する評価は高い。新幹線の高架や飛行場の格納庫、風力発電の風車タワーなど様々な建造物をNSエコパイルが支えている。
 そこには、100年以上の歴史を持つ、日本の鉄づくりのノウハウが凝縮されている。
営業担当者
澤石 正道 氏 からの一言
 当社の鉄鋼製品づくりのノウハウを結集し、環境にやさしい土木製品を作りました。製品の環境特性はもちろんのこと、条件の厳しい場所でも施工できるよう、施工方法や施工機械にも工夫を凝らしています。
(NSエコパイルの販売は日鉄エンジニアリング㈱)

お問い合わせ

日本製鉄株式会社 九州製鉄所  

〒 804-8501   北九州市戸畑区飛幡町1-1

TEL : 093-872-6482  FAX : 093-872-6257

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北九州エコタウン事業

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