循環型社会づくり、低炭素社会づくりの取組は、いずれも社会経済システムやライフスタイルの見直しをするものであり、地域レベル、全国レベルで循環型社会づくりと低炭素社会づくりの取組を統合的に推進していくことが重要です。
本事業における、地域の活性化にもつながる地域循環圏づくりについては、地域の特性や住む人と人とのつながりに着目し、循環資源の種類に応じた適正な規模で循環させることができる仕組みづくりを進めます。
具体的には、北九州市内における区役所や出張所等に設置するボックス回収の実施並びに北九州市と廃棄物処理協力関係にある周辺自治体における回収の実施と併行し、従来焼却処理されていた『一般家庭から排出される古着等』『企業ユニフォーム(制服等)』の回収・リサイクルの取組を図り、地域の絆と、物質循環の連携を図り、地域で循環可能な資源はなるべく地域で循環させ、地域での循環が困難なものについては循環の環を広域化させていくという考え方に基づく「地域循環圏」の形成・高度化を目指す国内初の官民共同事業です。
当社は、自動車用内装材等を製造する事業者、ユニフォーム等の製造並びに販売・リサイクルを主とする事業者、反毛関連等静脈事業者3社の出資により、北九州エコタウン地域内における繊維製品等のリサイクル事業の推進を図ることを目的として平成23年12月1日に設立され、合成繊維、天然繊維及び複合繊維などあらゆる繊維製品等を「リサイクル繊維」として再資源化するマテリアルリサイクルの新反毛化技術を推進しています。
この技術は、機械的な加工や若干のエネルギーを用いた工程により繊維製品を再利用するもので、新たな廃棄物の発生や再利用後の廃棄においても環境汚染等なく、他のリサイクル方法と比較して優れた方法と位置付けられており、この事業化が進むと、北九州市全体のみならず九州全域等の資源循環の取組と低炭素化の促進(環境負荷低減)、更に市内環境産業の振興が促進される事に繋がります。
北九州市との共同事業連携により、北九州エコタウン地域を資源循環の「地域循環圏」と位置付けるとともに、低炭素化を進める先進的なモデル地域と成るよう、今後も事業推進を図って参ります。
我が国における衣料品廃棄量は約100万㌧/年、リサイクル率はわずか10%弱。「回収・処理・再利用用途」等の課題が繊維製品のリサイクルが進まない大きな要因となっている中、北九州市との「古着・回収リサイクル事業」構築に向けた地域の活性化にもつながる地域循環圏づくりについては、地域の特性等を鑑み様々な課題を一つひとつ解決しながら事業を推進させて参りました。衣料品(古着等)は大事な資源!…持続可能な社会を次世代へ引き継ぐためにも、皆様、是非とも御協力をお願い致します。
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