いち押しエコプレミアム

撮影画像を元にトンネルなどのコンクリート構造物のひび割れを高精度に検出するサービス

環境効果・概要

 トンネル等のコンクリート構造物のメンテナンスにおいて、デジタルビデオカメラ、照明およびデータレコーダ等を用いて撮影し全体図(展開画像)を作成し、その画像からひび割れを幅毎に検出するサービス。従来の目視検査に比べ、高い精度での検査が可能。構造物の長寿命化に寄与する。
  • 長寿命

計測検査株式会社 の紹介・サービスPR

 計測検査株式会社が創業した昭和49年、当時の日本は高度成長の真っ只中、まさに大量生産・大量消費時代の到来であった。日本中のあらゆる企業が、生産効率・販売促進を追求していくなか、計測検査の創業者坂本社長はそんな世の中に疑問を感じていた。「大量生産だけを追求する社会で良いのか?それを長持ちさせる技術を育てないと日本は駄目になる。」その想いが保守・点検のための測定検査専門会社の設立につながった。坂本社長は特に意識していなかったと言うが、創業当時から「環境問題」に対し鋭い感覚を持っていたのだ。
 創業から30余年経った今、非破壊検査と鉄鋼・コンクリート構造物の応力測定を2本柱として事業を展開中である。同社が新たな事業の柱として期待しているのが「画像によるひび割れ検出システム」だ。これは北九州市の産学官連携事業として研究開発された技術でもある。
 通常、トンネル等の構造物の検査は、人による目視検査が中心になる。同社では、高精度デジタルビデオカメラで構造物表面を撮影し、コンピュータを駆使した独自の画像処理技術によって、ひび割れの大きさ・分布状態を検出している。従来の目視検査が1〜2ヶ月の判定期間を要するのに対し、1週間での判定が可能。検査精度も大幅に向上している。
 高速道路のトンネルや東京都営地下鉄の検査用に採用され、順調な滑り出しを見せている同社の事業だが、開発の苦労は並大抵ではなかったという。開発者は何度も諦めかけたが、経営陣の強い信念が開発を継続させた。「地元の大学や行政の協力を得た以上、絶対後へは引けなかった」坂本社長は当時を振り返る。
 北九州から発信された技術が、今、メンテナンスの世界に大きな変革をもたらそうとしている。
代表取締役
坂本 敏弘 氏 からの一言
 立派な建造物を作っても、それを維持できなければ廃墟となります。モノをつくる技術と同じくらい、それを維持する技術は大切なのです。その技術を極めることが、我が社の社会的使命だと考えています。

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