エコタウンセンターでは、本館の屋上を緑化しています。そして今年は春にリニューアルを始めました。現在は冬の花植えもほぼ終わり完成に近づきつつあります。リニューアルにあたっては、いろいろな会社の皆様に資材やアイディアのご協力をいただきました。そこで、センターの屋上緑化について紹介したいと思います。
今日ご紹介するのは、
日本乾溜工業株式会社の『雑草アタック』(土壌硬化剤)です。材料すべてが自然素材の防草・簡易舗装材で、雑草との追っかけっこから解放されるという嬉しい優れモノです。海水から取ったマグネシウム・マサ土や山砂、そして里山から伐採された竹の繊維を混ぜて作られています。
施工前の製品はとてもキメの細かい粉状で、その中に竹の繊維が入っています。
それを均一に敷きます。はしっこのほうも丁寧に敷き詰めていきます。
表面を平らにして、優しく水をかけた後、ローラーで表面をきれいにならして作業は完了しました。
ローラーは日本乾溜工業の職人さんのオリジナル。市販のものでは大きすぎるので自分たちで作ったそうです。工夫あふれる道具でちょっと感動しました。
職人さんたちの丁寧な作業のおかげで、2時間ほどで作業は終了。翌日にはとてもナチュラルな感じに仕上がりました。
雑草アタックの成分は中国の万里の長城からヒントを得ているそうです。最近では、道路脇の緑地帯や公園の遊歩道、一般住宅の庭など、雑草を抜くのが大変な場所に徐々に広まっているそうです。地元の竹やマサ土が原料なのでこれも地産地消ですね。
いま屋上全体は、芝生が茶色でちょっと寂しい感じではありますが、その分冬の花たちががんばって咲いてくれてます。チューリップの球根を植えたりして春に向かっての準備も万端です。
『雑草アタック』は、北九州市が選定している“北九州エコプレミアム”の製品のひとつです。エコプレミアムの製品やサービスはエコタウンセンターの別館でご紹介しています。色々なものがあってとてもおもしろいですよ。
屋上緑化と併せて、ぜひ見に来てください。【Y・M】